住宅ローン控除の威力
マンション購入の後押しともなった、住宅ローン控除。
条件はあるものの、10年間住宅ローン残債の1%が所得税または住民税から控除されます。
マンション買うときもセールス担当に「住宅ローン控除を考慮すると月額費用が3万位は安くなりますよ」などと言われます(笑)
とは言え、住宅ローン控除はサラリーマンが出来る最大の節税とも言われていますので、使わない手は無いかと思います。
なお、年間上限は40万となっていますが、夫婦で連帯債務とすると、夫婦でローン控除を受けることが出来ます。
簡単にシミュレーションしてみます。
借り入れ金5000万円、金利1%、35年ローン、元利均等、2017年9月から支払い開始を仮定し、所得税、住民税は40万以上納めていることを前提とします。
なお、新入社員などは、所得税が低かったりしますので、想定通りの控除が受けられないこともありますので注意が必要です。
ローン残債 住宅ローン控除
2017年12月 4960万円 40万円
2018年12月 4839万円 40万円
2019年12月 4718万円 40万円
2020年12月 4595万円 40万円
2021年12月 4471万円 40万円
2022年12月 4346万円 40万円
2023年12月 4219万円 40万円
2024年12月 4092万円 40万円
2025年12月 3963万円 39万円
2026年12月 3832万円 38万円
上記の場合、2025年でようやく40万を切ってきています。
上限40万にあたっているので、ちょっともったいないですね。
夫婦で連帯債務などした方が効率的かもしれません。
合計金額は、397万円となります。
※計算は端数など切り捨てているので、概算となります。
今回金利は1%としていますが、その分がそのまま帰ってくるような
計算ですね。変動ならむしろ金利も払ってもらい、かつ住宅ローンの
支払いを手伝ってもらっているような形でしょうか。
もし5000万円の物件が、400万弱の資金援助があると思うと、
かなり心強いと思いませんか。
もちろん、控除されて戻ってきたお金は繰上げ返済に回すのが吉ですね。